あの日のつづき。
翌日、血液検査とエコー検査をしました。
肝臓の数値が振り切れており、測定不能の項目が6つほどありました。
エコーをみても、5㎝ほどの腫瘍があるのがわかりました。
その場で細長い針を刺して、検査したところ、99%悪い腫瘍、と思って下さい、と。
この大きさなので、何もしないで1ヶ月です。と言われました。
頭が真っ白になりました。
倒れて、もしかして、と思っていたのは事実です。
でも、あと1ヶ月なんて信じられなくて。
ただ、先生いわく、できた場所は幸運です、と。
転移はほとんどない場所でした。いわゆる、原発性の肝臓がんです。
手術をするにしても、数値が悪すぎてちょっとこわいです。
とにかく、まず数値を下げましょう、ということで薬が処方されました。
そして「この薬だけで1年半頑張った子がいますよ」とのことでした。
(倒れた2日後…けろっとしてます…)
家族とたくさん話しました。
結論は手術はしない。抗がん剤もしない、です。
この薬に賭けよう、あとは家族でできることをしよう、ということです。
そこからたくさん色々なブログ、サイトをみました。
かなしい結末のものも多くありました。
また明らかに商売っ気のあるものもありました。
そのなかから、自分たちで出来そうなもの、はなさんに負担のないものを選びました。
・食事療法
・サプリ(ハーブ)
です。
もちろん、先生に相談したうえで与えています。
それが効くかは疑問だし、できても進行を遅らせるくらいというのは理解のうえです。
何が効いているかはわかりません。薬が99%かもしれません。
でも、今の数値で高いものは1項目のみで、あとは通常の値になりました。
それだけは事実です。
いまは2週間に1度、病院に行き、血液検査をしてもらっています。
病室の奥から「すごい!また下がった!」と先生と先生の奥様の声が聞こえてきたときは
思わずガッツポーズでした。
あと1ヶ月と言われたこが、今も元気で、元気すぎて困ってます。笑
(私が夕飯中は真横でずっとこの顔である)
昨日は料理中の母が小麦粉の袋から計量スプーンで鍋に入れようとしているところに
飛びかかり、食べようとしました…幸い口には入りませんでしたが…
はなさん、今の手作り食(有機野菜と今までのフードを混ぜているもの)がおいしくて仕方ないようで、とにかく食への執着がすさまじい。。。。
昼寝も惜しんで欲しい欲しい、
加齢で制御がきかないのもあって、吠える、跳ねる、わがまますぎます…
でもあの日のことを考えると、今こうやって食べることが幸せで、
吐くことも、下すこともほとんどなく、
毎日たのしく生きていてくれることが家族にとってもほんとうにしあわせです。
同じ病気で悩んでいるひとと、おなじ悩み(食欲ありすぎ、元気すぎてケガしそう)で話せるよう、すこしでもこのブログが力になれればいいなと思います!
(倒れてしばらくは暖かくして寝てました。私のベッドで…)
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